[小ネタ]不使用のSPICE領域を解放してみた
はじめに
データアナリティクス事業本部の藤川です。
こちらの記事でQuickSightのSPICE容量のサイジング方法についてご紹介しました。
利用開始前に、しっかりサイジングしていた場合でも、実際に使ってみると見積通りに行かないこともあるでしょう。コストにハネなければ多少の増減は許容されるのではないでしょうか。 SPICEの場合、単価が安いことと、QuickSightのユーザ数に応じてSPICE容量が割り当てられますので、SPICE容量をシビアに考える必要はないかもしれません。 それでもコストを1円でも節約したい場合には、SPICE容量を解放して、AWS利用料を削減できます。
今回は、AWSマネジメントコンソールからSPICE容量を解放する方法についてご紹介します。
AWSマネジメントコンソールから解放
未使用の SPICE 容量を解放するには (コンソール) - Amazon QuickSightに記載の通りに操作します。
AWSマネジメントコンソール
からAmazon QuickSight
を開きます。- 右上のユーザ名をクリックし、
QuickSightの管理
をクリックします。 SPICE容量
をクリックして開きます。購入済みで未使用の容量を解放する
ボタンをクリックします。
(この例では、解放可能な未使用の容量
が5.03GBあります)解放可能な未使用の容量
のうち、すべてを解放する
か、一部を解放する
か指定可能です。SPICE容量を解放する
ボタンをクリックします。- 3GBを解放してみたところ、下図のように、SPICE容量が削減されました。
さいごに
定期的にSPICE容量をチェックして、削減できると便利だと思い、APIを探してみましたが見つかりませんでした。(2021年6月現在)
QuickSight — Boto3 Docs 1.17.88 documentation
SPICEを操作するAPIは*_igestion[s]
という名称のものが該当するようですが、「create、cancel、describe、list」であり、更新/削除系のメソッドは用意されていないようです。