[小ネタ]不使用のSPICE領域を解放してみた

[小ネタ]不使用のSPICE領域を解放してみた

AWSマネジメントコンソールからQuickSightのSPICE容量を解放する方法についてご紹介します。
Clock Icon2021.06.07

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はじめに

データアナリティクス事業本部の藤川です。
こちらの記事でQuickSightのSPICE容量のサイジング方法についてご紹介しました。

利用開始前に、しっかりサイジングしていた場合でも、実際に使ってみると見積通りに行かないこともあるでしょう。コストにハネなければ多少の増減は許容されるのではないでしょうか。 SPICEの場合、単価が安いことと、QuickSightのユーザ数に応じてSPICE容量が割り当てられますので、SPICE容量をシビアに考える必要はないかもしれません。 それでもコストを1円でも節約したい場合には、SPICE容量を解放して、AWS利用料を削減できます。

今回は、AWSマネジメントコンソールからSPICE容量を解放する方法についてご紹介します。

AWSマネジメントコンソールから解放

未使用の SPICE 容量を解放するには (コンソール) - Amazon QuickSightに記載の通りに操作します。

  1. AWSマネジメントコンソールからAmazon QuickSightを開きます。
  2. 右上のユーザ名をクリックし、QuickSightの管理をクリックします。 quicksight-release-spice-001
  3. SPICE容量をクリックして開きます。 quicksight-release-spice-002
  4. 購入済みで未使用の容量を解放するボタンをクリックします。
    (この例では、解放可能な未使用の容量が5.03GBあります) quicksight-release-spice-003
  5. 解放可能な未使用の容量のうち、すべてを解放するか、一部を解放するか指定可能です。
  6. SPICE容量を解放するボタンをクリックします。 quicksight-release-spice-004
  7. 3GBを解放してみたところ、下図のように、SPICE容量が削減されました。 quicksight-release-spice-005

さいごに

定期的にSPICE容量をチェックして、削減できると便利だと思い、APIを探してみましたが見つかりませんでした。(2021年6月現在)
QuickSight — Boto3 Docs 1.17.88 documentation

SPICEを操作するAPIは*_igestion[s]という名称のものが該当するようですが、「create、cancel、describe、list」であり、更新/削除系のメソッドは用意されていないようです。

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